LANケーブルで接続したPCだけネットワークの切断を繰り返す

以前Windows7からアップデートしたwindows10で、LANケーブルで接続しているのにネットワークが頻繁に切断される事象に悩まされたことがあります。

そして今、Windows11搭載PCをLANケーブルで接続しているにもかかわらず、ネットワークが頻繁に切断される事象に遭遇しました。

それも無線LANで接続している他の機器（スマホやタブレット、テレビで見る動画配信など）はまったく切断されていませんので、どうもWindows11搭載PCに何か原因があるのかも……、そう思っていろいろと調べてみました。

有線なのにネットワークが切れるときの対処法
新しいドライバーをインストールしてみる

有線なのにネットワークが切れるときの対処法

ご紹介する方法は一般的でありながら、意外と見落としているかもしれない対処法から、PCにあまり詳しくない方にはちょっとハードルが高いかもしれない、そんな対処法までをご紹介しています。

パソコンを再起動してみる

一般的にパソコンがトラブルに見舞われたとき、最初に行うのが再起動です。
有線接続なのに回線が切れてしまう場合でも、再起動を行うと次はすんなり接続します。

またパソコンではなく、モデムやルーターの電源を切って（コンセントから抜いて）しばらく待ってから電源を入れると、何事もなかったかのように回線に接続します。

これで回線が切れなくなればOKなのですが……。

ルーターやONU（光回線終端装置）を再起動

パソコンなどデバイス側の電源を切ってから、ルーターやONUを再起動してみます。コンセントから抜くなどしてしばらく待ち（筆者は1分以上は待ってます……）再度入れ直してみます。

再起動直後は調子は戻っていると思いますが……。

ネットワークの問題を診断する

タスクバーのネットワークのアイコンを右クリックして、「ネットワークの問題を診断する」をクリックしてしばらく待つと、問題点を指摘または自動的に修復してくれます。

意外とこれで直ることも多いですから、ぜひ試してください。

PCのハードリセット（放電してみる）

パソコンは電子機器ですので、使用しているうちに必ず帯電します。
帯電によって動作環境にエラーが出ることがあり、回線接続につながることがあるのです。

パソコンの電源を落とします
周辺機器をすべて取り外します
電源コードを抜きます（ノートパソコンの場合はバッテリーもはずします）
電源ボタンを15秒以上押し続けます
電源コードを差し（バッテリー戻す）電源を入れます

帯電によって調子が悪いだけならこれで直ります。

LANケーブルの損傷を疑う

LANケーブルが断線しかかっていたり、差込口の金属部分が傷んでいることで正常に転送できないこともあります。

特に頻繁にLANケーブルを抜き差ししたり、長い間同じLANケーブルを使い続けていると知らず知らずのうちに傷んでいることも。

この場合には取りあえずLANケーブルを新しいものに交換します。

交換するとこれまでより通信速度が速くなって驚くこともあります。

ネットワークアダプターをアンインストール

→スタートメニューを右クリック
→「デバイスマネージャー」
→「ネットワークアダプター」
→…Ethernet…や、…Family Controlleを右クリック
→「デバイスのアンインストール」をクリック
→「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」のチェックが外れていることを確認してから「アンインストール」をクリック

PCを再起動すると自動的に再インストールされます。

ネットワークアダプターの省電力機能をオフ

→スタートメニューを右クリック
→「デバイスマネージャー」
→「ネットワークアダプター」
→…Ethernet…や、…Family Controlleを右クリックして「プロパティ」
→詳細設定
→「省電力イーサネット」（または「Energy Efficient Ethernet」）、「Selective Suspend（セレクティブサスペンド）」「Idle Power Saving」などを「オフ」または「無効」にして「OK」をクリックします。

省電力機能が邪魔をしてネットワークが切れることがあるようです。

※ほかにも「イーサネット」「Ethernet」と付くもの「Green　Ethernet（グリーンイーサーネット）」「省電力型イーサネット（EEE）」「Energy-Efficient Ethernet」などを「オフ」や「無効」にすると良いとの情報も……。（自己責任でお願いします！）